HARPSTAR

8割ノンフィクション、2割フィクション。

無自覚のセクハラ

先日、仕事関係の人(男性)と食事に行く機会があり、そこで私がだいぶ太ったという話をしたら悪気なく脇腹の肉をつままれた。

 

非常に不愉快で、気持ちが悪かった。

 

その人のことは仕事人として尊敬していて、この日のようなことは過去に一度もなかったので、本当に悪気はなく興味本位でつまんだのだろうと思う。

 

無自覚のセクハラ。

 

その時は、私が不快感を露わにするのは同席していたもう一人に悪い気がして、笑ってスルーしてしまったけれど、数日たった今、やはり注意すべきだったのではないかと後悔の念が押し寄せている。

 

この男性は数年かけて仕事で積み上げてきた信頼が、この無自覚のセクハラによって一瞬で破壊されたことに今も気づいていないのだ。

 

同じ会社の人間ではないので、もう私がこの人と食事をすることはないだろう。

彼は知らぬ間にひとつのビジネスチャンスも失った。

 

まだ、30代で容姿も悪くないから、過去に女性に不快感を表されたことがなかったのかもしれない。

 

でも私は彼が女性だったとしても恐らく不快だったと思う。

仕事上の関係というだけの他人から、不意に体を触られるというのが、私には考えられないのだ。

 

男性同士、女性同士でも関係がない。

 

私が気にしすぎなのだろうか。